GBN vs ハードライナーズ(◎6-5)

チーム 1 2 3 4 5 R
ハードライナーズ 2 0 0 1 2 5
アロハ 0 3 0 1 2 6
@世田谷公園野球場A面

GBN予選。負けられない戦いが続く。

今節はSCLでも交流のある強豪のハードライナーズさんが相手。

実は公式戦初対決。

 

1回表、アロハ先発の岡投手は突然のアクシデントもあり制球が定まらない。四球と捕逸で一死2・3塁とされると4番町田選手に右中間を深々と破られ2点を献上。さらに死球・失策等で二死満塁とされるも何とかこの回を切り抜ける。

 

1回裏、アロハは先頭の柿塚選手がショートへの内野安打で出塁するも続く二見選手がサードゴロでフォースアウト。二見選手が盗塁を試みるもあっさり憤死。続く3番末冨選手もファーストゴロで結果三者凡退となる。

 

2回からは高山投手へスイッチ。急遽マウンドに上がるもテンポの良い投球で2・3回を三者凡退で切ってとりリズムをつくる。

 

2回裏のアロハは先頭の日高選手が倒れるも、5番西田選手がセンター前ヒット、6番川滝選手が四球で続くと、7番岡選手は汚名挽回とばかりライトオーバーのスリーベースヒット! 同点とすると、続く古永家選手のショートゴロの間に1点を加え勝ち越しに成功する。

 

4回表、高山投手が6番・7番打者に連続ヒットを浴びると次打者のファーストゴロを末冨選手が三塁へ悪送球。無死満塁のピンチ。ここで9番打者をここしかない、というコースへの直球で三振を取るも、続く先頭打者に押し出し死球を与えてしまい追いつかれる。しかし、後続をレフトフライ、セカンドフライとしベテランらしい粘りを見せる。

 

その裏先頭の4番日高選手がレフト前ヒットで出塁すると西田選手がすかさず送りバント。これが投手正面をつき送球は二塁へ! しかし相手のエラーが飛び出し無死1・2塁。6番川滝選手への3球目、意表をつくダブルスチールを成功させ揺さぶりをかけると、死球を受け無死満塁のビッグチャンスが到来。ところが7番岡選手は三振、8番代打田村選手が浅いセンターフライと二死満塁となる。9番高山投手への初球がワイルドピッチとなると、三塁走者日高選手は迷いなく本塁へ突入し間一髪生還! 再び1点を勝ち越す。

 

続く5回表、猛暑の影響か疲れの見え始めた高山投手。先頭町田選手にライト前にポトリと落とされると盗塁を決められ、さらに送球が走者に当たり外野へ転がる間に3塁まで進塁されてしまう。次打者を浅いセンターフライで打ち取るも、6番五十嵐選手への初球はスクイズ! 投手前にしっかり決められ1点、がさらにファーストへの悪送球が重なりまたもや得点圏に走者を背負う。ショートゴロで二死2塁とし、ファーストフライでチェンジ・・・と誰もが思った瞬間この回から守備に入っていた関選手のグラブからボールがポロッ。ここで9番小山選手にタイムリーを打たれ1点勝ち越しを許してしまう。

 

いやなムードが立ち込めるなか、審判からは最終回と通達された5回裏。ハードライナーズは勝ち越しタイムリーの小山選手がマウンドへ。

 

制球が荒れ気味の投手に対ししっかり球を見極める1番柿塚選手。カウント3-1からの5球目、高めのストレートを叩くと、打球はきれいな弾道でぐんぐん伸びていく。そしてレフトのネットすら超える同点ホームラン! 土壇場で追いついた! さらに二見選手・末冨選手が四球でサヨナラのチャンス。ここでハードライナーズはサードから中原選手がマウンドへ。アロハは5回からマスクを被った佐藤選手の打席。その二球目、鋭い当たりがセンターへ! すわサヨナラか、と思われるも打球が伸びすぎてセンターライナー。ここでこちらも5回の守備から入った橘選手が打席へ。ツーストライクと追い込まれた後の4球目。フルスイングした打球は詰まりながらもレフトの頭を超えるヒット! 二塁から二見選手が悠々ホームインし、劇的な幕切れとなった。

 

みなさん本当に、本当に、お疲れ様でした。暑い中、そして試合間隔が空いたということで試合に入りきれない部分もありましたが、全員が補い合って大事な一勝をもぎ取ることが出来ました。MVPは橘選手。よくあそこで振り切った! 三振しても良いからという気持ちで行かないとレフトは超えられなかったと思う。若さだね。そして、次点は高山選手と柿塚選手。高山選手は2回・3回の三者凡退のピッチングがアロハへの流れを取り戻したと思う。さすがです。柿塚選手のホームラン、凄かった。普段大人しいヤツがセカンド回ったあたりで吼えたときにはこっちも身震いしました。感動です。

 

GBN予選はまだ残り2試合。負けたら決勝トーナメント進出はない、という状況は変わりませんが、ようやくそれが見えてきたかな? 8月の2試合、きっちり勝ちにいきましょう!